趣味・旅行
vol.2 出かけよう! 日本の世界遺産へ

日本には、文化遺産12件、自然遺産4件の計16件の世界遺産があります(2011年6月現在)。リタイアを機に、そうした世界遺産へ学びと体験の旅に出かけるのもいいもの。そこで、50代からの旅にくわしい雑誌『ノジュール』編集部に、特に人気の高いおすすめの国内世界遺産を伺ってみました。

「男女の区別なく人気がある自然遺産ですが、文化遺産に比べてまわるのに時間がかかります。リタイア後にご夫婦で時間をたっぷり使って、のんびり旅したいですね」と、『ノジュール』編集部の竹内さん。
一方、「文化遺産のなかでは、壮大な歴史にふれられるお城が人気です。また、奈良・京都の文化財や仏像を訪ねる旅もいいですね」(竹内さん)。
女性の間にも最近は歴史好きな方が増えていて、人気は上昇中とのこと。こうした歴史スポットは見所も多く、奥様との二人旅にもおすすめだそうです。
そんな国内の世界遺産巡り、なかでも編集部おすすめは以下の5ヶ所ということです。 
*以下、コメントはすべて竹内さん。

知床半島(自然遺産) 北海道斜里町・羅臼町


写真提供/知床斜里町観光協会

オホーツク海に突き出た知床半島。中央部には標高1,660mの羅臼岳をはじめとする険しい山々が連なり、ほとんどの海岸が断崖絶壁になっているため、今も「最後の秘境」と呼ばれる手つかずの自然が残されています。さらに知床は流氷が接岸する世界最南端の地で、海と陸が一体になった独特の生態系が育まれることで稀少な動植物も数多く生息、2005年には自然遺産として登録されました。
「ウトロ温泉や知床五湖、オシンコシンの滝や滝自体が天然温泉になっているカムイワッカ湯の滝など多くの見所を巡る路線バスや定期観光バスが多数出ているので、運転ができない方でも便利です(冬季など季節によっては運休などもあるため要注意)。また、ガイドさんと一緒に巡るトレッキングや野生動物ウォッチングなどのツアーも充実していますので、ぜひゆっくり大自然を堪能してください」

姫路城(文化遺産) 兵庫県姫路市


写真提供/姫路市

真っ白な漆喰の壁の外観から、別名「白鷺城」とも呼ばれる姫路城。天守閣をはじめ、櫓、門、土塀、石垣、堀などが美しく保存されており、17世紀初頭の日本の城郭建築を代表する史跡建造物として、1993年、世界文化遺産に登録されました。
「姫路城では、平成26年度まで大天守保存修理工事が行われています。現在は特設の修理見学施設『天空の白鷺』から間近に姫路城の屋根や壁が望められるほか、時期によっては屋根瓦の葺き直し、漆喰壁の塗り直しなどの作業も見学できます。『天空の白鷺』からの見学は平成25年度までとなっていますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう」
また、3月下旬から4月上旬までのお花見シーズンや、映画やドラマのロケ(公式HPにて毎月のロケ予定などを案内)に合わせて訪れるのもよさそうです。

古都奈良の文化財(文化遺産) 奈良県奈良市


写真提供/奈良市観光協会

1998年、東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城京跡、春日山原生林の8資産が、古代都城・平城京の様子を伝える遺産群として世界遺産に登録。唐の長安を模した平城京などから、当時の中国・朝鮮との交流が見られ、また、日本独自の神道思想と仏教文化がこの地で育まれたことなどが、登録のポイントとなりました。
「このところの仏像ブームもあって、奈良は人気が高まっています。文化遺産の建造物とあわせて、東大寺の大仏や興福寺の阿修羅像、唐招提寺の廬舎那仏坐像や千手観音立像など、京都にはない貴重な文化財をじっくり観賞できるのも魅力です。また、奈良盆地にはもうひとつの世界遺産『法隆寺地域の仏教建造物』もありますので、こちらもぜひ立ち寄ってみてください」

屋久島(自然遺産) 鹿児島県屋久島町


写真提供/屋久島町役場

周囲約132kmの島の中央に2,000m近い山々を有することから、「洋上のアルプス」とも呼ばれる屋久島。海からの湿った風がこの山々にぶつかり、年間降水量は東京の約3倍という雨の島です。また、亜熱帯の麓から冬は雪で覆われる冷温帯の山頂にかけて変化する植生など、島独特の自然が随所に認められ、1993年、島の面積の約21%にあたるエリアが、世界遺産に登録されました。
「有名な縄文杉やウィルソン株を見るためには、約9~10時間の登山が必要です。そんなに歩けないという方は、世界遺産登録地に隣接する『ヤクスギランド』や『白谷雲水峡』へどうぞ。30分からの散策コースもあり、安心です。海岸に湧く天然温泉など、ほかにも見所は満載です」

平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園および考古学的遺跡群‐(文化遺産) 岩手県平泉町


写真提供/平泉観光協会

11~12世紀にかけ、奥州藤原氏が世の平安を願い極楽浄土の理想郷を再現すべく造営した平泉。約100年に亘り、この地には独特の黄金文化が花開き、往時には京にも負けない繁栄を誇りました。
源頼朝によって滅ぼされた後も、藤原氏の崇高な理念はこの地に脈々と受け継がれ、その浄土思想に基づいた建築物や庭園など(金色堂で知られる中尊寺、庭園が見事な毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5資産)が、2011年、世界文化遺産に登録されました。
「平泉といえば、松尾芭蕉が『奥の細道』の旅で巡った地としても有名です。また、世界遺産ではありませんが、源義経の終焉の地とされる『高館』にも立ち寄ってみてください。北上川や遠くは衣川を望む景色を見た芭蕉が『夏草や 兵どもが 夢の跡』と詠んだ場所としても知られています」

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